
うたかたのオペラ
『うたかたのオペラ』 (L`OPÉRA FRAGILE) は1980年9月25日に発売された、加藤和彦の6枚目のソロ・アルバムである。西ベルリンで録音された作品で、安井かずみとのコンビによるコンセプト・アルバム 『ヨーロッパ三部作』 の第2作とされている。 『うたかたのオペラ』 は1920年代のベルリンをテーマにしたアルバムである。前作 『パパ・ヘミングウェイ』 のセッション終盤、加藤はヘミングウェイが若き日々を送った1920年代のパリをはじめとするヨーロッパ文化に深い関心を寄せ、次のアルバムで当時世界屈指の産業都市だったベルリンをテーマにすることを構想する。 前作と同じく、テーマに基づいて録音場所を選び、合宿による現地録音でミュージシャンのテンションを高めるという録音方針が採用され、レコーディングは西ベルリンの壁沿いにあったハンザ・バイ・ザ・ウォールで行なうこととなった。参加ミュージシャンはYMOのメンバー3人と大村憲司が予定されていたが、日本を発つ数日前に坂本龍一が急病のためにキャンセルになり、代わりに矢野顕子が自らベルリン行きを志願した。 ミュージシャンがドイツ入りしたのは1980年7月で、本作でも加藤が準備した曲にあわせて安井が現地で詞を書くという手法が採られたが、彼らはベルリンの壁がそびえ、戦災で破壊された歴史的遺構が残る重苦しい雰囲気に影響され、そのサウンドも重厚でテンションの高いものとなった。しかしレコーディングそのものはスムーズに進み、8月に帰国したのち東京でオーバーダビングが行われた。
专辑歌曲列表
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日语 大小:4.43 MB
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日语 大小:4.12 MB
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日语 大小:3.69 MB
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日语 大小:3.98 MB