五十嵐さんの２ｎｄアルバムです。 １ｓｔに続き、詞・ちあき哲也とのコンビネーションで、背伸びをしない“ナチュラル”な五十嵐ワールドが展開されています。 今となれば、このソニー時代のベスト盤は、曲数やナンバーが若干違うタイプがたくさん発売されているので、 曲数の少ないオリジナル・アルバムより、そちらの方がお得感はあるかも知れません。 しかし、このオリジナル・アルバムの良さというのは、 コンセプトに基づいてパッケージされた、コース料理のようなものです。 １曲目～１０曲目の流れというものが、アルバムのテーマによって スムーズになる様に配慮されているはずです。 アーティストや製作者の意図を読み取って、その示された世界観を フルコースの順番に、味わうべきでしょう。 早送りボタンで、パッパッと飛ばさないで。 なぜなら、昔は、このアルバムは、レコードだったんですから。